早急な保育園民営化は違法との判決が出される

22日に横浜市が2004年に民営化した市立保育園の保護者らが「園児の発育に影響が出る」などとして、民営化取り消しと損害賠償を求めた訴訟の判決がありました。
判決は、民営化を急ぐべき理由がない。裁量権の行使に逸脱、乱用があり違法として在園園児1世帯当たり10万円の支払いを命じました。

民営化の取り消しについての訴えは却下。保育園民営化の行政手続きの違法性を認めた判決は全国で初めて。

裁判長は、「保護者らの反対がある場合には合理的な理由などが必要」、「多様な保育ニーズに応えるため」との横浜市の主張には「早急な民営化を正当化する根拠としては不十分」としています。

民営化すれば、全てバラ色的な発想がありますが、問題は中身。
保育の質も定義できないで、コストカット優先だけを考えていると犠牲になるのは、子どもであり、将来の日本ではないでしょうか。

武蔵野市では、公立保育園改革が始まっています。
将来的には民営化が視野に入っていますし、民営化を迫る意見も議会にはあります。
公立保育園改革への評価は、今年度が最終年。
この報告によっては民営化に動くのかもしれません。

決まったことだけを説明すればいい、というこれまでの市政が変わったのですから、新たな市政が保護者にどう理解を得るのか。
この判決の影響が、少なからずあると思います。

【参考】
中日新聞 早急な保育園民営化は違法 横浜地裁判決  
NIKKEI NET 保育園民営化、横浜市に賠償命令・地裁「裁量権を乱用」