外環道路に住民は納得したのか

東京都は、21日に武蔵野市の東側を通る計画となっている東京外郭環状道路(外環道路)について、地下40mの大深度で建設するように都市計画の変更手続きをすると新聞では報道されています。

この方針に対して、地元の吉祥寺南町コミュニティ協議会は、地上部は賛成できない。大深度でも環境や安全面に問題がないことが確認されない限り賛成できない、としています。

外環道路については、これまでにも市議会で争点になってきた問題です。
先の外環道路特別委員会では、地上部に作ることに関しては反対であるとの意見が多数と思われましたが、大深度による建設については、意見がまとまっていない状態です。



読売新聞によれば、大深度で進める理由について「建設の必要性について理解を得られたと判断した」と都が判断したとしています。

ところが、地元住民である南町コミュニティ協議会から、大深度に対しては環境と安全面で問題がないこと確認されない限りは賛成しないと4月9日に開かれた住民総会で確認されたとのお知らせをいただきました。
このことで、建設には納得していないことになります。都の考え方とは、対立していることになり、都がどのように問題がないことを示していくのか注目されることになります。

外環道路については、地上部をどうするかの問題があります。
大深度で計画を進めるにしても、都市計画上では地上部の道路計画が残っており、これをなくすのか、それとも大深度で作ってなおかつ地上部の計画を残して、いつかは作ろうとするのかが問題となるのです。

大深度での計画が提案されたので、地上部の計画をなくすのかと思いましたが、実は地上部は地上部で残り、あらたに大深度で作る。簡単に言えば、もうひとつのあらたな道路を作ることになっているのが今の外環道路の計画なのです。

大深度で考えるなら、地上部はなくしてしまうべきと考えていますが、国や都はそうは思わないようで、結局は二本の道路を作りたいとの狙いも出てきているのです。

今回、都市計画の変更手続きを行い、正式に大深度で外環道を進めることになりそうですが、地上部を残すのか、それとも地上部はなくしていくのかが問われることになります。残すことになれば、大深度での外環道路であっても私は認めることはできません(大深度については、示されているデータが少なく可否を判断できていません)。

国と都がどう考えているのか。注目です。