プレイス 基本設計のままで、との陳情採択。どうなる予算?

15日の農水特別委員会に、(仮称)武蔵野プレイスについて基本計画どおりに実施して欲しいとの陳情が出され、賛成多数で採択(賛成)となり16日の本会議でも賛成多数で採択となりました。
15日の委員会に、市長は公約どおりに縮小提案を出してきましたが、この縮小案をについての是非を問わないままでの採択となりました。


武蔵野プレイス(以下プレイス)については、これまでも書いてきましたので詳細は書きません。
15日に出されたのは、先に数字が先に出された13億円の税金を使わないようにするための、簡単な図面となっていました。

野党側のプレイスについての質問は、隔地駐車場がおかしいとの質問が多く、この縮小案について、どう考えるかの具体的な検証はないように思えました。

マッチ箱に詰め込むようだ、立ち読みの図書館だとの批判がありましたが、客観的にどうなるとの指摘ではなく、感情が先走った質問が多かったように思います。

ただ、駅前に車を誘導しないような政策を考えるのであれば、周囲の駐車場をどう作っていくかゾーニングで考えてからやるべきだ、との指摘がありました。
この質問にたいしては確かにそうだなと思います。

現在は、プレイスがどうだ、基本設計をいじるとはけしからんとの感情が先走っているように思いますので、もっと客観的な数字と将来を考えて議論すべきではと思います。
このゾーニングで考えるとの指摘は非常に参考になると思います。

委員会で私は、駅前の駐車場については、駐車場を作って欲しいとの要望があるのか。同じ駅前図書館でもある吉祥寺図書館について、駐車場の要望があるのか質問しましたが、市には要望が来ていないのだそうです。

また、中央線が立体化した後、境駅周辺の交通はどうなるか質問しましたが、南北の交通量が増えることが予想され、駅前には車を誘導しないように考えていきたい、との将来構想も示されていました。

駐車場を設けなくてはならないというのは、都の条例によるものです。
別の日ですが、都の担当者に、今後の環境政策として駅前の公共施設に駐車場を作らなくてもいいのではないか、と質問をしたところ、条例の理念は違法駐車をなくすることにある。隔地駐車でも駐車場があるのなら問題はない、との回答を得ることができました。

以前も書きましたが、法律(条例)のために生活をしているのではありません。法は生活に合わせて変えていくべきです。
となると、昭和33年に作られたというこの条例も、もう時代にはついていかないのかも知れません。

このようなことを考えていくと、基本設計はすべて良いと短絡的に考えずに、将来を見越して環境行政としても、駅前に駐車場をつくることがいいのかも踏まえてもっと議論すべきだと思います。

先にも書きましたが、この基本設計は非公開の庁内会議で作られたもので、いわばブラックボックスの中から出てきたものです。
今回の縮小案に対して、最初から削減ありき、と批判の声がありますが、基本計画について言えば、最初から容積率いっぱいありき ということになります。

今回、市から提案されたのは、吹き抜けや多すぎる階段を減らしたこと。4階にあった200人規模の会場をスイングで代用できるのでなくしたので、これまでの機能についてはほとんど同じとなっています。

つまり、駐車場を隔地し機能を残したままで施設を縮小できたたために13億円の建設費が削減されたことになります。

13億円は税金です。

どうも感情的な議論ばかりで、税金をなるべく使わないようにする考えについては、議論はほとんどありませんでした。
あったのは、文化施設だからお金をかけてもいい、との論調で、その効果については示されていませんでした。

今回の縮小提案は、市長も答弁していましたが、あくまでも案です。
これを元にどうすればいいのかを市民と協議するための案で確定したのではありません。

どうも市長が出したらそれで決定と思っている人が多いように感じています。
出したら決定は、今までの市長の手法です。

邑上市長の手法は理解されていないのかもしれません。
議論がもっと必要です。感情論ではなく。

17日から18年度予算の審議が始まります。
この陳情採択をうけて予算と否決するのか、部分的に修正するのか、あるいは決議を出してプレイスについて縮小は許さないとするするのか、いろいろな野党の動きが予想されます。

邑上市政は少数与党ですので、予算がどうなるか、予断を許しません。
予算特別委員会にご注目ください。
ご都合がつけば傍聴してください。

おっと、私も予算委員です。