レジ袋は有料化へ。結局、消費者、自治体へ費用押しつけ。

容器包装リサイクル制度の見直しを検討していた環境、経済産業両省は最終報告案をまとめパブリックコメントを募集しています(環境省は終了)。この報告案では、レジ袋の有料化を盛り込んでいます。ゴミを減らして行くには、消費者だけではなく、ゴミを製造する事業者の責任も大きいはずですが、結局は末端となる消費者と自治体に費用を押しつけることになりそうです。

報告案は、「容器包装リサイクル制度見直しに係る最終取りまとめ案」。平成18年1月24日に公表されています。容リ法に、施行(平成7年)から10年後の見直しが規定されていることから見直しをしたものです。

見直しは環境省と経済産業の両省の審議会で行われてきており、自治体、市民(消費者)、事業者が参加してきました。最終報告案は、ふたつの審議会の合同審議によるものです。

これまでの議論で、ゴミを減らしていくことには異論はなかったのですが、費用を誰が負担するかで議論が分かれていました。
商品の価格にゴミ収集やリサイクル費用を上乗せすることで、ゴミの発生抑制にもなり収集する自治体や消費者の負担が少なくすべきとの自治体と市民側の意見に対して、ゴミ収集の有料化が効果的との事業者側と意見がぶつかっていましたが、結果的には、事業者側の意見が通っているのが今回の報告案です。レジ袋の有料化も示されています。

容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワークの試算では、消費者は750億円の負担増。自治体は150億円の増。これに対して事業者は、700億円の負担減となる、としています。

共同通信によるとレジ袋は、一枚5~10円の有料かとなり07年度導入となりそうです。

なんだかんだ言っても、消費者や地方自体には厳しく、企業(事業者)に甘い、日本の縮図に思えます。
武蔵野市でもゴミ有料化を始めていますが、ゴミ全体の量は約5%しか減っていません。有料化で古紙やプラスチックなどが燃やすゴミからリサイクルされるようにシフトしましたが、燃やすゴミが減り最終処分場の延命にはなったものの、自治体が負担することになるリサイクル費用は増加しているのです。

環境省のパブリックコメントは終わってしまいましたが、経済産業省は13日まで受け付けています。
ぜひ、ご意見を。

下記に「容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワークニュース」を抜粋して転載しておきます。

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容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワークニュース

 第57号 2006年2月6日     ☆転載大々歓迎☆

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 最重要項目である「役割分担の見直し」は盛り込まれず、
 プラスチック製容器包装を収集するときに質のいいものを集め、
 その分軽減された負担額を努力に応じて、自治体事業者双方に
 配分する、という内容にすり替わってしまいました。
 
 ⇒最後の産構審で事業者だけでなく市民系委員からも要望が
 挙がり経産省の報告書に添付された「資金拠出制度!」のイメージ図
 
  ◎経産省の意見募集 13日(月)18:00まで
 
 報告書案
 全国ネット提出意見
 
  ◎環境省の意見募集 6日まで
 
 最終取りまとめ案
 
 全国ネット提出意見
 

「最終とりまとめ」(案)に関する緊急意見
 

②地元選出の国会議員へ働きかけてください。

④条文・市民案をご活用ください。

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お知り合い、議員さんにもお薦めください。

条文・市民案

表紙

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