【議員定数】 羽曳野市議会は20名

1月27日に議会運営委員会で大阪府羽曳野市議会へ視察に訪れました。羽曳野市は人口約12万人で市議会議員の数は20名。武蔵野市議会でも定数をどうするか、話し合う上で参考になるだろうとの狙いでの視察でした。



今回、議会運営委員会の視察目的は、武蔵野市議会でも行われている議会改革の先進例を調査するものでした。羽曳野市のほか、一問一答方式、対面式の一般質問を行っている豊田市議会も訪れています。

羽曳野市議会は、法定定数は武蔵野市議会と同じ34名ですが、現在は20名の議員となっています。

20名としたのは、平成13年9月からで、行財政改革の一環として市の面積を考量し決めたのだそうです。

羽曳野市と武蔵野市を比べてみましょう。

羽曳野市 武蔵野市
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・面積 約26平方キロ    約11平方キロ
・議員報酬 60万円 55万円 (月額)
・市政調査費 144万円 48万円   (年間)
一般会計 約360億円 約603億円 (16年度予算額)
・市予算における
 議会費の構成比 0.9% 0.9%

市議会議員を減らすことで、市民の声が届きにくくなるとの問題があります。
この点について聞いてみると、羽曳野市では区長会があり、ここで市政についての意見を聞いたり提案を受けている。議員削減もこの区長会から提案された、としていました。

区長会とは、自治会のことで、市内をいくつかのブロックに分けてその代表者と市が定期的に話をしているのだそうです。

区長会の組織率などは分かりませんでしたが、区長会があることで、市民の声を聞くシステムができていることになります(武蔵野市では全市的に自治会はありません)。

ただし、なぜ20名なのかの明確な根拠は分かりませんでした。
平成13年に削減したのは、22名からなので大幅な減ではありません。
聞けば、22名に削減したのは昭和39年のことで30名から削減したのだそうです。
ずいぶんと昔のことになるので、当時の様子についてはこの視察では分かりませんでした。

推測でしかありませんが、羽曳野市は、区長会があることから議員を増やす必要はないとの考えがあるのかもしれません。
逆説的に考えると区長会のお墨付きがないと議員になるのことができないのかもしれません。選挙での立候補者数は、22,3人なのだそうで、羽曳野市議会の党派を見ると、自民党が9名、公明党と共産党が4名ずつ。無所属が3名。この数字で考えてみると、ある程度組織的なバックがないと当選できないのでは、と思えます。

市民意見を反映することだけで考えると、他のシステムがあるかないかで議員数を考えても良いのかもしれません。

この視察では、他の興味深いデータがありました。
それは、市の職員数です。
武蔵野市は平成16年4月1日現在で1143名の職員がいますが、羽曳野市では同じ日で739名しかいないのです。
職員数は保育園を公立にしているかどうかで変わりますが、武蔵野市が公立保育園9園に対して羽曳野市は公立が7園で大きな要因にはなっていません。

人口規模が同じであることを考えれば、議員数だけでなく職員数も参考になりそうです。