予算編成にも情報公開と市民参加を

武蔵野市では現在、18年度予算が固まりつつあります。予算審議は3月の市議会で審議されますが、どのような過程で編成されてきたのか分かりません。
千葉県我孫子市では、編成過程も公開し市民意見も受け付けています。
武蔵野市でもこのような情報公開、市民参加が必要ではないでしょうか。

我孫子市で公開しているのは主に新規事業についてです。ホームページで公開されており、出張所などでも見ることができようになっています。

公開されている内容は、新年度予算でどの程度の予算枠があるのか。各課ごとにどのような目的を持つ新規事業が要望されているか。課ごとに事業名、事業の全体概要、目的、事業費(要求額)、優先度が記載されています。

例えば、市民活動支援課の『 起業のための研修等受講料の助成 』事業についていは下記のように公開されています。

<事業の概要>
・市民が、コミュニティビジネスに関する講座・研修や起業に関する研修等に参加した場合、その受講に要した費用の2分の1(上限2万円)を助成する。

<目的>
・市民の起業意欲を喚起し起業につなげる。

<2006年度の主な事業内容(新規分)と事業費(要求額)>
・講座受講者等への助成金の交付100万円

<優先度>
A (ABCのランクがあり最も高いランク。以下のような理由も示されている)

・市は、公共サービスの新たな担い手としてコミュニティビジネス等の育成、支援に取り組んでいる。研修会等の参加費用への助成は、起業のきっかけづくりとなり必要性は高いと考えられる。
・実施計画策定方針の採択基準で示した重点施策「シニア世代の能力や経験を活かす」ために効果の高い事業である。

との具合です。

これが二回の査定を受けて優先度や査定額が変わっていく過程も公表され理由も示されています。
上記の事業の場合は、査定過程で、「研修会の重要性は高いが、既存の事業との役割の精査、効果予測の整理等を行う必要があり、2006年度はその検証を行うものとする。」との理由が付けられ、優先度がABにランクダウン。予算額も80万円に減額されていることが示されています。

予算がどのような理由で発案されて、どう査定してきたのかを公開することで、市民が予算の意味を知ることができますし、予算へのパブリックコメントも募集しているので意見を言うこともできます。市民意見は、個別には対応していませんが、意見に対する我孫子市の考え方とともに公表していますので、意見が反映されたかどうか分かりますし、市が受け止めていることが分かり市の予算についてより考えることができるシステムとなっています。

議会にとっても、事業に対して全体事業の中でどう優先させて予算にしてきたのかが分かりやすいですし、市の考え方が良いのか、悪いのか。より良い方向があるのか、ないのかを議員側から示しやすくなり議論をより深めることができると思います。

市民参加と情報公開を目指す市政には、このようなシステムが重要です。

といいつつ弁解。
このシステムは、2004年度予算から始まっています。話を聞きに行こうと思っていたら、今朝の朝日新聞に書かれていました。
そのためのアリバイ作りではありませんが、あわてて書き込んでおきます(^^;)。
まずは情報まで。

我孫子市の予算編成過程はここをご参照下さい。