買い取れるか? 法政中・高校跡地

0aef5e13.jpg22日に吉祥寺東町にある法政第一中学、高校のテニスコートと講堂、プールを見学してきました。
市議会に法政中・高校が移転するさいには市が取得して市民に開放して欲しいとの陳情が出されたために、総務委員会で現地を確認するために訪れました。


法政中・高校には、三鷹に移転するために現在の場所を売却する計画があります。
陳情を出されたのは、周辺の住民や青少協、コミセンの方々です。
市が買い取り、地域の住民や隣接する三中でも活用できるようにして欲しいとの陳情でした。

現在、民間会社への売却する話が進んでいますが、周囲の空地が少ないことから市としても購入したいとの考えがあります。
市議会としても、財政状態をよく考えた上で陳情の趣旨にあうように努力することとの意見を付けて採択しました。

住民、市、議会が共に取得したいとの考えになっています。

売却されるのは、学校のある本校舎とプール、テニスコートと講堂の三カ所です。
市は路線価格(相続税や贈与税等の算定に使う基準額)を元に買い取り金額を考えているようですが、対抗馬となる民間会社はマンション建設を考えているようで、金額は一説によれば倍近い差があるようです。

金額では勝負がつきませんので、このままで行くと10階~11階だてのマンションが建設されるかもしれません。

民間のことにあまり口を出すべきではないと思いますが、周囲には空地がないことから防災上に問題があること。
三中のテニスコートが1km以上も離れているので、クラブ活動ができないなどの問題があります。
法政のテニスコートとプールは三中に隣接していますので、学校教育としても活用したいと思うのは当然でしょう。

つい最近ですが、同じ町内で自動車教習所が売却されましたが、ここも値段が折り合わず民間が取得した経緯があるので地元住民にとっては今度のこその思いがあることは理解できます。

しかし、現地を見て少し考えました。

確かに全てを買い取って公園などを作れば、住民は喜ぶでしょう。
でも、本校舎まで含めて全部となると考えてしまいます。
おそらく何十億円というお金が必要になる。
民間と競争するとなると、100億円を超えてしまうかもしれません。

法律などで市が購入することで有利なことがあるのかと委員会で質問しましたが、特にはないようです。
購入すれば公園などを作る時に補助金を使えるでしょうが、購入できなければ話になりません。
公有地の拡大の推進に関する法律(公拡法)があって、民間よりも優先して交渉できることにはなっていますが、値段で有利になるのではありませんから、購入できることにはなりません。
強引に買ったとしても、費用は莫大です。

と考えていくと、プールやテニスコートと講堂だけに対象を絞った方が良いと現地を見て思いました。

テニスコートと講堂の敷地は約2,400平米。
路線価は平米で36万円ですから、市は8億6400万円を見込んでいることになります。
民間との競合ですから、この額で収まるとは思いませんが、空地を必要としている地域事情を考えれば、検討しても良いと思います。

近いに貯水層を作ることで水害のあった北町からの下水を溜め込み、北町での水害を防ぐことも考えられるかもしれません。

講堂を見ましたが、築20年とまだまだ使えるように思えました。
公共施設となるとエレベーターがないので、改造費が必要でしょうが、このまま壊すにはもったいないと思いました。
見た目ですが、吉祥寺駅南口にある武蔵野公会堂よりも良いように思えたからです。

(武蔵野公会堂は武蔵野市の公共施設で最も古くエレベーターもなく、改築計画もないこれからどうするか大注目施設です)

このテニスコートと公会堂、プールには、西側に都市計画道路があり、購入したとして建築には制限がかかります。
となれば、民間会社としては有利ではありませんから、隣接している三中も使えるような使い方を考えても良いと思います。

全部買えればいいけど、財布が心配。
テニスコートと講堂、プールを何とかできないか、との現状での思いです。
お値段負けてもらえれば良いけれど、売却資金で新校舎を考えているのでしょうから、簡単にはいきません。

何かいい方法はないでしょうか?

現在のところ、法政中・高校は、民間と交渉はしていますが、武蔵野市との交渉も続けています。

(写真上:法政中・高校のプール。反対側が三中。写真中央:講堂の中・写真下:テニスコートと講堂。講堂は女子大通りに面している)