ワークショップは失敗?

15日に開催された「武蔵野市環境基本計画改定案(中間のまとめ)」についての意見交換会に参加してきました。

説明会ではなく、意見交換会であること。さらには、ワークショップ形式で行わたのは非常に良い。邑上市政の特徴が出ているようにも感じました。

しかし、ここで行われたワークショップはちょっと失敗では、と結論的には思いました。


今回は、中間のまとめについての意見交換会なのに、参加者にポストイットを配布して問題点や市民としてできることを書いてください、と始まったのです。
環境問題全体からテーマを絞っていくには良い手法なのですが、ある程度まで意見が固まっている段階でこれをやってしまったので、議論が最初に戻ってしまったのです。

個別のテーマ、例えば、ゴミを減らす方法とか自転車をどう活用するかなどを課題を提示してから話を始めないと参加者も何を話して良いのか、どこに結論を持っていけばいいのか分からない状態で終始していたのです。

会の最後で委員会の委員長が、いったい何を言いたいのか分からない挨拶もありました。
時間がなくなったので、質問や意見を途中で止めているのに、個人的な感情を長々と話しているだけのように感じました。

市民会議の形式を取っていますので、偉そうなことを言う必要はありませんが、同じ市民として、頑張りましょう程度の話はしても良いと思います。
意見交換会に参加するような人ですから、意識は高いはずです。その参加者のモチベーションをもっと高めることを考えられないのでしょうか。

これから何をしたいのか、今回出された意見をどうするのか、出された意見に対して、どう検討したのか、市民へ投げ返して欲しいなどの要望がでているのに、なんら対応もなく意見の交換もないまま終わった会に思えました。

委員会の中で葛藤があるのなら、そのことも話していくこと集まった市民も一緒に考えていけるのにな、と思います。

おそらく、ワークショップに慣れていないのでしょう。
説明して意見を聞いて、参考になる意見があれば取り入れるだけ、とのこれまでの説明会の認識であったのかもしれません。

それが市政が変わったことで、やれ意見交換会だ、ワークショップだと手法が変わったしまったので、とまどっているように思いました。

正式な改定案は三月に出す予定になっていますが、この会を見る限りでは、意見をまとめることはできないし、まとめてしまっては、ここで出された意見をムダにすることになります。何よりも、ワークショップで行う意味がないと思います。

環境問題は、行政だけが決めても市民が自発的に動かなければ、効果がありません。
そのためには、もっと議論を深めていくことが大切です。
今回、ワークショップを取り入れて、市民同士で話し合うきっかけを作ったのですから、あと何回か同じように開催していき、市民意識上げて改定案を煮詰める必要があると思います。

今回出されている中間のまとめも、総花的、優等生的な内容で、それはそうだけど、じゃどうすればいいの、と思ってしまいます。
あれもこれも推進ばかり、全部やっていられないよ、順番をつけるべきと思いました。
関心のある人には当たり前、ないひとは全く注目しないのではないでしょうか。

例えば、土日の吉祥寺に駐車場はいらない。駐輪場にしてしまおう! など世間的に関心を持ってもらうような仕掛けも必要だと思います。
総花ではなく、これが良いんだ、との主張を出すべきだと思います。
ハンデを持った人には対応することなどは、その先に考えれば良いことだと思います。

また、せっかくの計画なのに市民を本当に巻き込みたいのかの疑問もあります。
例えば、電子会議室が市のホームページにありますが、トップページに案内を出すなど宣伝がされていません。
電子会議室の設置期間も12月1日から12月20日までと短期間です。
さらには、環境政策課から電子会議室へのリンクが切れているなど、単純なミスもあります。
18日現在で会議室への市民からの書き込みは、0。
正直、もったいない。せっかくの機能をもっと生かすべきです。

話では、今回が初めてのワークショップなのだそうです。
不手際を感じましたが、ワークショップを取り入れたことで、市民同士が話し合ういいきっかけができたと思います。
電子会議室があるのなら、もっと活用すべきです。
三月に改定案を出さなくもいいから、もっともっと時間をかけて、市民が実践したくなるような基本計画にしてもらいたい。できるはずだ、と思いました。

「環境基本計画」の環境市民会議による改定案の「中間まとめ」の概要版は、環境政策課のサイトにあります。
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