助役決まる

今日の本会議で、約二ヶ月間空席だった武蔵野市の助役が波乱の末、二名が決まりました。
結果的には、いわゆる野党が割れたうえでの賛成多数での承認です。

新助役は会田恒司氏(現・環境生活部長)と塩沢忠彦氏(現・都市整備部長)。
個人的には民間からの起用が良いと思っていましたが、現役部長からの起用なので順当と言えば順当。目新しさはありませんが、反対する理由もありません。
これまでの議会答弁などを見ている限りでは、論理的に話していましたし、市民に目線が向いている人だと感じていたので納得できる人選でした。

市長が選んだ理由は、市長が民間出身なので行政を良く知っている庁内から選んだ、と議会で説明していました。

助役になることが目的ではなく、これから働いてもらうことが目的なので、今後に期待したいと思いますし、市民のためにがんばってもらいたいと思います。


前助役二名は、前市長の辞職にともなり、新市長が当選した直後に辞職していました。

助役人事に賛成したのは、市長選挙で邑上市長を支持した、民主・市民ネット(※)、共産党、むさしのリニューアルの各会派と無会派一名(社民)。

前市長の後継候補を応援した会派ですが、
自民党は、2名が退席したものの残りの7名が賛成。
市議会市民クラブは4名が反対(5名会派ですが議長を出しているので賛否に加わらない)。
公明は3名全員が賛成。
と割れました。

もうひとりの市長候補を支持していた無会派一名(市民の党)は賛成です。

反対した理由は、健康上に不安があるというもの。
確かに、一名は入院していたこともあるので、不安がないと言えば嘘になります。
しかし、診断書があることを考えれば、理由にはならないと思います。
人間、絶対に大丈夫だということはあり得ないのですから。

それに、一名の健康を理由としていながら二名とも反対するのもおかしなこと。
百歩譲って健康を理由にするなら、一名だけにするべきです。
何か他に反対する理由があるのでしょうか?

邑上市政は、少数与党なのは確かです(与党、野党と本当は分けるべきではありませんが、便宜上で分けます)。
多くの自治体で少数与党の市長が誕生すると、助役人事を認めないなど嫌がらせがあり苦労させられます。
この意味では、武蔵野市議会の良識が示されたのだと思います。
人事よりも中身、政策で判断する。まずは市民のために働けとの意識なのでしょう。

前市長の時、私の所属している会派、民主・市民ネットは、野党でしたが助役人事には賛成してきました。
人事は市長権限ですから、反対すべきではない、との理屈からですし、あるベテラン議員(違う会派)からも同じように言われてきました。良識だぞ、と。

今回の人事は、議会とはなんぞや、との意味でいろいろと動きがありました。
教育委員を新たに任命する議案もありましたが、直前になって取り下げる波乱もありました(承認されないと読んだのだと思いますが、理由は不明)。
波乱含みの新市政ですが、一山越えたのは確かでしょう。

しかし、まだまだ山は続きそうです。

※ 民主市民ネットは、民主党4名と無所属一名、生活者ネットワーク一名で構成する会派。