2003.06.17 : 平成15年第2回定例会 一般質問より

  • 中学校給食を実施していないは市政の私物化だからか?
  • 学童クラブの土曜閉所はなぜか?
  • 障がい児学童が必要ではないか?
  • 西部図書館について

 

(初の一般質問)
○川名ゆうじ

あいさつは省略させていただいて、一般質問に入らせていただきます。

出生率は最低。本市の少子化の原因に市政の私物化があるのか?

2002年の合計特殊出生率が発表された。数値は1.32、前年の1.33を下回り、過去最低。出生数も過去最低で、厚生労働省は今後さらに大幅に減少すると見ています。
都道府県別で見ると、最低が東京の1.02、さらに三多摩地域でここ近年の数値を見てみますと、本市が常にワースト1位もしくは2位を続けてきております。何でも1番が好きな武蔵野市ですが、こんな少子化の数値まで1番をとらなくていいのではと私は思ってしまいます。

政府による少子化対策基本法案は、衆議院で可決、今国会で成立する見込みで、少子化対策は今や国を挙げての重要施策でもあり、緊急課題です。質問時間も限られていますので、国の方針などは別の機会にするとして、まず身近な観点から本市における少子化を考えてみたいと思います。
なぜ本市で少子化が進んでいるのでしょうか。要因はさまざまで、答えは一つではないと思いますが、子育て中の保護者として考えてみますと、武蔵野市での子育てにはどこか窮屈感がある、そういう気持ちがあるから少子化が進んでいるように私は思えてなりません。
子育て施策のメニューは並んでいますが、細部をより煮詰めてもらう、あるいは保護者や子どもの意見を反映させれば、より充実すると思い、意見を言おうとすると、協議に応じようとしないばかりか、あからさまに拒絶することが多々あります。自由さを感じないのです。先ほど市長もおっしゃっていましたが、机上の論理ではなく、実際に子育てしている家庭の現実に即した意見に耳を傾けない姿勢が、子育て世代への窮屈感につながっているのではないでしょうか。
市長は、さきの施政方針演説で、長期政権の弊害として市政の私物化があるが、本市においてはないと明言されていました。そこで、いま一度、市政を私物化していないとの観点から市長の見解を伺いたいと思います。

現実の話として、私の友人には、マンションやアパートを引っ越す際に武蔵野市から逃げ出していく人がいます。例えば、先日、境南町に住んでいた友人は、道一本隔てた先の三鷹市へ引っ越してしまいました。家賃は変わりませんが、なぜかといえば、三鷹市には中学校給食があるからです。これでまた武蔵野の子どもがいなくなってしまったなと、私は実感してしまいました。少子化対策は、個人の問題でもありますが、市の子ども施策を充実させることで一つの対策になると私は思っています。

中学校給食はなぜ実現しないのか。母親の愛情弁当が目的か。
給食センターの活用、パンの購買はできないか

費用が問題なのか、それとも武蔵野市の教育方針として必要ないのか、明確にお答え願えますでしょうか。それとも、私たち保護者の間では、子どもは母親の愛情弁当で育てるべきという市長の考えで実現しないといううわさ話が常にあります。人が何を考えようと自由ですが、個人的な考えを市民に押しつけるのでは、まさに市政の私物化と言わざるを得ません。私は、この母親愛情弁当論、単なるうわさ話だと思っております。このうわさを否定していただくこと、そして実現できない明確な見解をお願いいたします。

現在の小学生向け給食センターを活用することで、中学生にも給食は可能ではないか。試算で構いませんので、センターで現在可能な食数、課題点を伺います。

安全で栄養バランスがとれ、温かい昼食として給食が実現することを願っていますが、あしたの弁当をどうしようかと今、この場にもなっても気になっている保護者の1人として、以前、市内の中学校にもあったパンの購買を復活させることが検討できないか、伺います。費用のかからない現実路線として、そして市民サービスの一環としての可能性を伺いたいと思います。
このパンの購買について、この際ですから、1つ提案させていただきたいことがあります。先日、障害者センターで販売しているパンを食べたことがありました。天然酵母を使っていて、非常においしいパンなんですが、このパンを中学校給食にあっせんすることができないかということです。センターの人に聞いてみますと、この天然酵母のパン、せっかくつくっているのに販路がないという問題があるとおっしゃっていました。障害者が自立するための協力としての意味でも、例えばこのようなパンを給食に使うことも考えられるのではないかと思います。さきの施政方針演説の重要な政策課題の2つ目にありますように、障害者の自立支援の側面として、そして市民サービスの側面として、中学生の昼食をと考えてみてはいかがでしょうか。もし、このようなことが実現できるのであれば、それこそ日本初になります。武蔵野市の自慢がまた生まれるのではないでしょうか。これらを含めて、パンの購買について見解を伺います。

学童クラブについて

少子化対策だけでなく、男女共同参画社会実現への施策としても重要なのが学童クラブです。そこで、本市の学童クラブへの質問です。
学童クラブの1番目、今まで何度となく陳情が議会で採択され、充実が求められています。その結果、施設整備だけではなく、具体的な育成内容をどのように充実させてきたのか、それともしていないのか、これからの予定を含めて伺います。

学童クラブの2つ目、土曜日の閉所を強行して約1年たちます。受け皿であると、土曜閉所説明会で明言されていました土曜教室開放や地域子ども館では、どのような配慮が現在ではされているのでしょうか。子どもたちの現在の過ごし方の様子、課題を含めて伺います。

学童クラブの3つ目、土曜日が閉所されて困っている家庭は現実に多くあります。厚生労働省通知もあり、土曜日は開所すべきと考えていますが、改めて見解を伺いたいと思います。昨年の朝日新聞紙上で、土曜日を開所できないのは放課後事業としている厚生労働省が悪いとの市長の話が紹介されていました。本当に厚生労働省が悪いのでしょうか。それとも、武蔵野市独自の判断で、東京で唯一、土曜日を閉所しているのか、返答をお願いいたします。

学童クラブ4つ目、4年生以上の障害児の受け入れをするべきだと思いますが、いかがでしょうか。平成13年12月20日、厚生労働省雇用均等児童家庭局育成環境課長は、各都道府県の民生主管部局へ4年生以上の児童も積極的に受け入れるようにとの通知を出しています。4年生以上、特に障害児にとっては放課後を過ごす場所が少なく、他の子どもと接する機会も少ないなど、学童クラブの受け入れが求められていると思います。本市では、障害児の自主学童がこの4月から始まっていますが、障害児の放課後支援という意味も含めて、ぜひ学童クラブへの受け入れをお願いしたいと思いますが、市長の見解を伺いたいと思います。

5つ目、子どもを豊かに育てるには、地域や保護者間の協力が必要不可欠です。近年、子育てしにくいとの認識があり、少子化となった理由の一つでもあります。子育ては、孤立した家庭だけで行うものではなく、地域や同じ子育て家庭がともに成長を見つめ合い、支え合っていくことで子育ては楽しくなってくるはずです。この地域や子育て家庭というのは、学校でいえばPTAや青少協、学童クラブでいえば父母会が役割の一つとなっています。
ところが、現在、学童クラブ内で父母会文書の配付が禁止されています。市民活動や市民参加、あるいは子育てをともに支え合う地域社会でのコミュニケーションを分断させるかのように、検閲も行われています。これは、市長としての指示なのでしょうか。それとも、何かを勘違いしてしまった現場の判断ミスなのでしょうか。さきの施政方針演説の重要な政策課題のところで、子育てなどの分野で市民グループが活躍しており、今後さらに活動してもらいたい。
さらに、長期計画の策定のところでも、市民参加の自主的な拡充を図っていきたいと記されていましたが、これに反することになってしまうのではないでしょうか。文書の配付禁止は人権問題でもありますので、父母会文書配付禁止は許されないと思いますが、市長見解も伺います。

地域子ども館について

1つ目、現在の利用状況、課題、子どもからの要望があるのかを伺います。

地域子ども館2つ目、これからどのように充実させていくのか、市としてのプランがあれば、あくまでも構想で構いませんので、内容を伺います。

地域子ども館3つ目、手づくりおやつ、料理教室のようなことが実施されるとのことですが、学童クラブでは禁止されています。なぜ地域子ども館は可能なのでしょうか。
袋菓子になりがちな子どものおやつですが、みずから食材をつくることで食をわかることにもつながると思います。地域子ども館で進めていただくのも結構ですが、学童クラブでも実施していただきたいと思います。市長の見解を伺います。

プレーパークについて

公園にはさまざまな形態があってよいかと思いますが、体を動かす、自然に触れる、発想の豊かさを増すためにも、世田谷区にあるようなプレーパークが本市にも必要ではないでしょうか。プレーパークで自由に遊び、子ども同士の語らいの機会をふやすことで、本市の子どもにとって大切な身体・言語・自然の子育てができると思いますが、いかがでしょうか。
遠方までわざわざ出かけていくセカンドスクールだけが自然体験ではありません。御近所で自然体験ができることも非常に大切です。ワンデーセカンドスクールとでもお考えになってはいかがでしょうか。本市では、世田谷区のように広大な敷地のある公園が少ないこと、地域への迷惑や運営方法に課題が山積みであることは承知していますが、地域、子どもとともに考え、積極的に推進していただくことを希望し、見解を伺います。

公立保育園について

1つ目、施政方針を拝読しますと、民間委託さえすればコストは安く、サービスもよいかのように受けとってしまいます。コスト意識は確かに必要です。先ほどの市長答弁にありましたように、何でもかんでも削ればいいというわけではありません。保育内容を第1に優先されるべきと考えています。公立保育園と民間保育園との保育内容の差は何かを伺います。

公立保育園2つ目、公立保育園のあり方を考える委員会が設置されていますが、答申が出されたときにはどの程度施策に反映されるのか伺います。

公立保育園3つ目、公立保育園のあり方を考える委員会に、納税者であり利用者である保護者の代表が1名しかいないのはなぜなのでしょうか。
公営・民営それぞれのよさ、悪さをまず明確にすることが大切かと思います。複数の保護者、民間保育園の保護者からの意見を反映すべきと考えますが、必要はないのでしょうか、見解を伺います。

西部図書館と農水省倉庫跡地施設の関係について

西部図書館は、地域の文化施設として重要でもあり、利用率も高いと思われます。近くに公園や児童館が近いこともあり、子どもたちにも人気となっています。議事録を見ますと、農水省倉庫跡地に図書館機能を含む施設をつくれば、駅から遠い西部図書館は必要ないかのような市長答弁がありました。西部図書館の閉鎖は確定していないと私は思っていますが、可能性としてあるのかを伺います。
さきの施政方針演説で、図書館は基本的なサービスの一つであるとされていましたので、市民サービスを低下させないとの意味で、まずは存続すべきと私は考えております。市長の見解を伺います。

市民の皆様の期待にこたえることに全力を尽くしていくことを約束し、施政方針としますと、さきの施政方針演説で結んだ市長の誠意ある御答弁をお願いし、一般質問を終わらせていただきます。

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◯市長
中学校給食に耳を傾けないのは市政の私物化だと言いますけれども、私、驚きました。私物化という言葉をそのように政策選択の際に使うとしたら、私物化という言葉を少し広辞苑、その他でお引きになって、しっかりともう一度、再度御質問をお願いしたい。
私物化は、どのような政策選択をするかということは、公人としてお互いに、議会は議会、市長は市長として与えられた範囲の中で政策選択していくわけであって、私物化という言葉では全く違います。ここは言論の場ですから、単なる相手を罵倒したり、そういう場ではなくて、最終的には市民のためにどういうふうにしようかということでやっていくわけでありますので、きちっと意味を特定した上でやらないと、なかなか前へ進まないことをまず申し上げておきたいと存じます

中学校給食の実施は、実現をする全体的な合意がとれていない、基本はこういうこと。母親の愛情弁当も論の一つだろうと思います。そのほか費用対効果。
教育委員会では必要ないと結論を出した後で市議会がやるべしという決議をした。それを受けて市長が市場調査の手法を使って市民に優先順位を求めたところ、まず高齢者や障害者の給食を充実すべきというニーズが高かったために、政策選択したことが1つ。
過去の経緯は、まず費用対効果。基本的には、個人でできることは個人でやる、これが公と私の一つのポイントだろうと思います。個人でできないことを公がやると、こういうふうなことが一つの区切り。やり方によって費用積算は変わってまいりますが、従来どおりのようなやり方をやると、設備投資に十数億円の単位、ランニングコストとして2億円程度かかるだろうと、このように考えております。

学童クラブの育成内容をどう充実させていくのかでございますが、学童クラブは昭和59年に公設公営で1小学校1学童クラブを実現することができ、以降も施設、育成内容ともども充実しきた。
最近は、従来から見られた友達関係がうまくつくれないといったお子様のほかに、話を聞くときにじっとしていられないとか、自分の持ち物の管理や着がえができないとか、あるいは排せつに至る基本的な生活習慣のしつけが欠けるお子さんなども目立ってくるようになった。
こういうことまでも学童クラブでやるのかどうかということは、非常に難しい問題。できれば親御さんがきちっとやってほしいと考えております。

私も、こういう御質問を受けましたので、いろいろ関係の書類などを見てみましたけれども、また学童クラブの指導員のレポートなども見てみましたけれども、改めて見てみると、なかなか育成内容も時代とともに変わらなきゃいけないのかなと思いますが、こういったことなどは一体どうしたらいいのかなということも率直に感じております。最近は、不審者情報など多い傾向にあり、安全に十分配慮するとともに、虐待予防などについても配慮していきたいと、このように考えているところでございます。

土曜教室開放、地域子ども館事業

土曜教室開放、地域子ども館は、これは基本的には学校週5日制の対応や子どもの放課後時間の充実を念頭に置いた全児童対策ですので、土曜日、学校が休みになったことによって、学童に行っていた子どもも、あるいは学童に行っていない子どもも、全児童が土曜日、学校が休みになったと、こういう現実を踏まえて、そして土曜教室開放という新しい事業を全児童に対してサービスを供給する、こういう角度で始めた事業です。
それぞれの土曜教室開放には、二、三十人から多いときは四、五十人来ているけれども、学童在籍者も平均四、五人来所していると聞いております。

土曜の開所について。開所前の土曜日の通所実態は多くて四、五人、少ないところではゼロということがあった。したがって、土曜日を開所する必然性よりも、全児童対策の中でやっていった方がいいんではないかと考えております。

学童クラブについて、障害児を4年生以上も入れるかどうかということですが、これは障害児対策の中でやっていくべきものと考えております。

父母会の文書の配付を禁止させたこと、また検閲ということでございますが、検閲というのは具体的にどういう意味なのか、再質問をお願いいたします。
ただ、申し上げておきますれば、学童クラブは市立学校などと同様に、公平、公正、中立を旨とする公的な行政施策であります。そこで保護者などに配付される文書も、原則として公的なものに限られます。公の組織、施設に関連して、私的団体に便宜供与を与える文書が学童クラブを通じて配付されることになったら大変なことになる。当然ながら現場の指導員等がチェックすることは当然のこと。

この2月に、ある市立学校の敷地内で市長選挙立候補予定者の政策を載せたビラが学童クラブを通じて配られる事件がありました。差出人もあて先も無記名の封筒が放置されているのを不審に思った方が見つけてわかったものであります。こうした政治的な文書が公的なルートや場所を通じて配付されることになったらば、行政の中立性が大変なことになる。例えば、土屋後援会ニュースみたいなものを学童で配られたら、えらいことですよ。
それと類するようなことが行われて、今、手元にこれらはありますけれども。中学校給食を実現しよう、邑上守正さんの考え方を聞きました。こういうことが学童で配られる、このことを禁止するというのは適切なことじゃないですか。
これは、逆でもそうですよ。土屋後援会でも何々後援会でも。これは、当たり前のことじゃないでしょうか。私、どういうことを問題にしているのかよくわかりませんので、検閲ということも含めて、具体的に御指摘をお願いいたします。

次に、地域子ども館につきましては、基本的には全児童対策で行っておりますので、地域の運営委員会をつくり、地域の運営委員会にさまざまな形で自主性を認めております。
それらの中で、何か物をつくっていったりとか、ボランティアなどを活用して、そのようなやり方でやっていくということについては、それは結構なことだと思っております。
ただ、学童クラブは、一定の目的的な事業ですから、その事業の枠の中で管理していきたいと思っております。

プレーパーク

プレーパークは1970年代の終わりに世田谷区の羽根木に第1号ができました。実は、私もできてすぐ間もなく、今から20年前以上に羽根木のプレーパークを見てまいりました。イギリスのプレーパークはもうちょっとまちの中にあって、木材など広場を利用したような格好なんですけれども、その写真集とデータも私、見ましたが、イギリスのまち中のプレーパークを持ち込んで、羽根木のプレーパークにいたしました。
羽根木のプレーパークは、全体の公園としては非常に大きなところですが、羽根木公園は7.96ヘクタールということですから、8ヘクタールですから、都立武蔵野中央公園の約80%ぐらいの広い公園です。この広い公園の中の一角、0.3ヘクタールぐらいですが、これは行ってみると非常に条件に恵まれたところで、そこで騒いだり、極端なことをいえばたき火をしてもいい。あるいは、私が行ったときは20年前でありますが、非常に印象に残っておりますのは、木と木の間をロープで結んでターザンごっこみたいなものをやっておりました。ああいう公園のあり方というのは、非常に先進的で、我々もいつも注目しているところでございます。

ただ、御質問の中にもありましたように、武蔵野市の公園は、あれに該当するとすれば都立武蔵野中央公園しかありません。あれは都立公園であります。市立公園の中では、せいぜい五、六千平米でありますから、羽根木のプレーパーク自体が3,000平米ですから、周辺に住宅その他があって、あれは非常に興味があって、進めるべきものですけれども、なかなか適地がない。
しかし、具体的な御提案がありましたら、ぜひここにこういうのがあるぞ、ここでどうだという御提案をいただければ、大いに参考にいたしたいと存じます。
ただ、それとは別に、御承知だと思いますが、御自宅のお近くですが、桜堤の仙川を親水公園化いたしました。境浄水場から日量500トンの水を2億数千万円の工事を行って持ってきて、きれいな水です。このきれいな水を流しいる。プレーパーク的な要素を持ったものをつくりました。
公園はふえましたので、特徴的な公園として今後やっていきたいと、こんなふうに考えております。

公立保育園と民間立保育園との内容の差はどこにあるのかですが、保育園のカリキュラムの中でやっておりますので、基本的には大差はない。それぞれ特徴はあるけれども、大差はないと考えております。
例えば、公立の保育園と日赤の保育園とどう違うか、西久保保育園とどう違うかというと、保育の内容についてはそう差がないと。
ただ、民間の保育園の場合には、保育園の設置者が非常に独特な子どもに対する哲学があって、特徴ある施策をやっているところがあります。例えば、ふじの実保育園などは大きなフジの木がありますから、このフジを育成するという行為を通じて、子どもを保育しよう、これは一つの特色でけれども、内容についてはそう大差はないと考えております。
もちろん、安くなれば安くなったにこしたことはないけれども、だからといって単純に安ければいいというのではございません。納税者の立場としては、安ければ安いほどいい。しかし、そうかといって、施政方針でも申し述べましたように、株式会社で果たしてやっていけるかどうかについては、もう少し様子を見ないと評価は出ません。

施政方針の中で民間と言ったのは、社会福祉法人立のものと比較する場合には、いわゆる顧客満足度も比較して、そう大差がないと、このように考えております。大差がないなら、むしろ顧客満足度の方は民間なんか高いと。高い方だから具体的に言っておきますけれども、西久保保育園なんか一番高かったですね。

しかし、費用がこれだけ違って、顧客満足度が変わらないんだったら、それは民間立の方がいいとなるんではないでしょうか。そういうことも含めて、これから低成長時代でさまざまなことがあるんですから、保育の内容を充実すると同時に、また利用者の満足度も含めて、今後どうするか考えていきたいと考えております。
答申の内容について、どういう内容が出るかわかりませんが、可能な限り尊重していきたいと考えております。

民間保育園の保護者の意見も聞いた方がいいんということについては、御意見として今後どうするか、生かしていきたいと思っております。

 西部図書館

武蔵野市の図書館構想は駅勢圏ごとに1館ずつです。
吉祥寺の駅勢圏は吉祥寺図書館、三鷹駅の北口の駅勢圏は中央図書館、武蔵境の駅勢圏は、仮に今ないから西部図書館となってますけれども、西部図書館は外れですから、例えば境1丁目の人や境南1丁目から行くのはなかなか難しいから、なるたけ真ん中にやっていきたいと考えています。まだ最終的に態度を決めたわけじゃありませんが、理屈の上ではそういうことになっていくと思ったりいたしております。

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◯教育長

中学校給食

給食センターにおける現在可能な食数、課題点について。建設時には、桜堤調理場は最大3,000食、北町調理場は最大5,000食でつくられたわけでありますが、その後、食器が陶器にかわる、あるいはO-157対策で、保管庫や保冷庫が大型化、あるいはふやすことで手狭になり現在は3割程度減少して、桜堤調理場が2,000食、北町調理場が3,000食、合わせて5,000食程度となっております。
現在の給食供給数は、桜堤調理場が1,600食、北町調理場が2,400食、合わせて4,000食を供給しているところであります。

したがいまして、供給可能な余力は1,000食となるわけでありますが、現在、6校の中学生というのは2,000名おりますので、キャパシティーとしては難しいと、こういうことであります。

さらに、中学生の給食が小学校より量が多ければいいわけではありません。中学校給食のラインをつくることになると、とてもそれは不可能な状態です。

それから、中学校でその日の御事情によりまして、弁当が持ってこれなかったと、こういう子どもに対する対応で、現在、第五中学校、それから第一中学校でパンあるいはお握り弁当等を朝、注文して昼には間に合わせていただくやり方をしています。このパンでは、かつてO-157が入ったときに、ハムだとか、その他を挟んで栄養のバランスをとったパン系統とやったんですが、それが問題になりまして、熱処理がないものは子どもの口には入れない状況がありまして、一時途絶えていたわけであります。
しかし、今回、また五中では始まっているということで。非常に数少ない子どもたちのためにということで、二、三名のときには先生も弁当を持ってこれなかったというときには一緒に買ってきてあげるとか、さまざまな対応をして、その必要がない学校もあるんですが、御家庭で急にお母さんのぐあいが悪くなったとかというようなこともあるんだから、そういう点についてはぜひ御検討願いたい。五中あるいは一中の体験を生かしながら、何とか緊急の場合への対応を含めて考えていただきたいと課題を投げかけているところでございます。

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○川名ゆうじ

市政の政の私物化については、考え方が異なると思います。1年生議員と20年間もやっていらっしゃる市長さんですから、いろいろ見解の違いはあると思いますので、これからの議論とさせていただければと思います。

中学校の給食について、パンについても教育長からお話がありました。私としては、中学校に給食をぜひ実現していただきたいと思いますが、費用の問題等々、いろいろあるかと思います。また、議論もこれからと思うんですが、緊急的に必要な子どもも確かにいます。そういうことでパンの購買などについても、検討していただければというお願いをここでしておきます。

検閲のことについて。これは実際、学童クラブで子どもが持っていった封筒の手紙、これを現場の指導員が開封しております。検閲というのは中身、信書を見ることですよね。こういうことが行われています。これがどういうことで行われたかというのは私は存じていませんが、実際に起きたことです。

施設内での文書配付について、市の施設は公的であるという市長の御答弁がありました。これについて、いろいろ調べてみたんですが、市が一定の施設管理権を持つのは当然のことだと思います。
ところが、地方自治法第244条第1項にはこう書いてあります。地方公共団体は、住民の福祉を増進する目的をもつてその利用に供するための施設を設けるものとするとされています。施設の管理もその目的であり、住民の福祉を増進させるためになされねばならず、それに反するような介入はできないはずです。そのため、同条第2項地方公共団体は、正当な理由がない限り、住民が公の施設を利用することを拒んではならない。続いて第3項で、地方公共団体は住民が公の施設を利用することについて、不当な差別的扱いをしてはならないとなっています。
今回の文書配付禁止は、不当な差別扱いになるのではないでしょうか、直ちに撤回することを私は願います。この父母会文書の配付禁止をなぜ解いてもらえないかといえば、先ほど言いましたように、子育てに関しては親同士、地域同士のコミュニケーションが大切です。親同士がつながっていくことで、子育ての窮屈感というんですか、子育てが大変だと思う心を和らげていくことになり、また少子化対策にもつながっていくんだと思っております。いわゆる親同士のコミュニティ、あるいは地域のコミュニティを崩すような、こういう文書の配付禁止はやめていただきたいと思いますが、再度市長の御見解をいただければと思います。

プレーパークについては、これから議論していただければと思います。

西部図書館については、3館構想というのはたしか非常に古い話だったかと思います。最近のことについて、私、存じておりませんが、市長がよくおっしゃられているように、費用対効果、これをよく考えていただいて、初めに閉鎖ありきではなく、現実に使っている人たちも多いですし、子どもも多いです。中央線の立体化工事がどうなるか、まだわかりませんし、子どもにとっては線路を超えて駅の向こう側に行くというのは非常に困難を伴っていますので、そこは慎重に決定していただければと思います。

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◯市 長
御指摘のあった、いわゆる何らかの事情でお弁当を持ってこれない人は、これは俗に福祉的な措置と言っておりますが、議会でも議論されておりますので、この方向で実情に合った形で検討してほしいと教育委員会に指示をいたしております。

次に、信書というのは、通常の場合には、信書の秘密はこれを侵してはならないというのは憲法上の問題ですけれども、信書にはおのずから信書の規定がございます。不特定多数に無記名でまくようなものは信書とは言わないわけであります。

第244条の第1項の公の施設というのは、例えば公会堂とかスイングホールのように公に貸し出しをしている。例えば、スイングホールなどは川名後援会でお使いになっても、あるいはどこどこ商店街でお使いになっても、あるいは宗教団体でお使いになっても、それは自由であります。その中で開かれる集会で出されたものや何かは、それは結社の自由でありますし、それは公は保障しなければなりません。
学童クラブは、いわゆる公の施設ではなくて、行政の施設であります。したがって、性格は市役所と同じような性格であります。どうぞそのことをお間違えないようによろしくお願いいたしたいと存じます。
したがって、もっと正確に言うと、一般に広く貸し出しているのを、そこの第244条でいう公の施設と言います。それは、一定の対価を払って、一定のいわゆる公序良俗に反しないような管理をしたら、その中でいわゆる暴力や何かを伴わないものだったら、何をやっても、何を激論しようが、文書を取り交わそうが、これは自由なわけであります。
しかし、行政行為として行っている学校とか、学校なんかも、これは行政行為として行っているわけですから、こういうものについてはおのずから全く性格が違うわけであります。
もし、そういうことが許されるんだとしたら、逆な立場で、例えば政党新聞をそこを通じて配ったり、あるいは極端なことをいえば土屋のビラを配ったりはあってはいけないわけであります。しかし、川名議員も初めてのことでございますから、いろいろなことで、お互いに議論しながら論議を深めて、相互理解を深めていきたいと考えるところでございます。

3館構想等については、現在のところ、まだ3館構想ですけれども、まだともかくも農水省倉庫跡地に施設ができ上がるまでは、場合によってはお互いにこの任期中にはでき上がらないかもわかりませんよ。でき上がるように努力いたしますけれども、そういうレベルの話ですから、もうちょっと先へ行ってからの論議にしていきたい。ただ、原則はそういうことです。このように申し上げておきたいと存じます。

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◯川名ゆうじ

信書の件について、一言言わせていただきます。先ほど、政治的な話をされていましたが、市長が認識されている件とは、これは別のことです。ある学童クラブ施設内で子どもが持っていった文書を子どもの目の前で開封したということがありました。これは、先ほど市長がおっしゃられていた政治的、市長の対立候補の名前が入っていた文書とは違う件です。子どもの目の前で封筒をあけられたという事実があります。こういうことは、子どもの成長にとっても非常に問題があるかと思いますので、やめていただければと思います。

それで、先ほど一番最後に市長がおっしゃられていましたように、議論を深めていきたいというのは私も同感であります。市長と議会は車の両輪ですから、お互いに議論させていただきたいと思います。

最後の信書について、父母間同士のコミュニケーションを助けるという意味でありまして、ぜひとも文書の配付、父母会だけのニュースを配付させていただければと思いまして、質問を終わらせていただきます。

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◯市長
具体的にどういう文書なのか、私、存じ上げませんが、もし具体的な御指摘があれば、またいつでも現場に言っていただければ、それによって判断したいと思っております。

なお、お互いにそれぞれ選挙によって市民代表として選ばれたわけでありますから、それぞれ議会という立場と執行という立場は、ちょっと立場が違いますけれども、いずれにせよ市民代表として論議を深めていくことについてはやぶさかではございません。それとまた、率直に申し上げて、私は20年市長をやっているわけですから、それと同じような情報量というわけにはいきませんから、それはもちろん1期目の方にはとりわけ丁寧に御説明申し上げておきたいと存じます。

※初めての一般質問でした。あれこれ質問したいこと、議論したいことが山盛りで焦点が定まらなかったと反省しています。
小学校の給食センターであと何食作れるかとの質問に教育長は、余力1000食と答弁しています。しかし、後の文教委員会では、2200食と課長が答弁しました。文教委員会でなぜ数字が食い違うのか問いただしましたが、明確な理由は説明しませんでした。答弁自体も信用できない、もしくは信用できる人間なのか私は疑問が残っています。