障害児の学童

今日の文教委員会で継続審議となっている学童クラブへ養護学校へ通っている子どもも入所させて欲しいとの陳情審議がありました。

武蔵野市の学童クラブ条例には、市立小学校の子どもにしか入所を認めていません。
【参考】武蔵野市学童クラブ条例


これはもともと、義務教育として市立小学校を整備している。
あえて私立に行く家庭の子どもには対応しない、との意味合いでした。
ところが、今回陳情を出されている方は養護学校に通っています。
養護学校は、市立ではありませんが、都立。
同じ公立であり、わざわざ選んで通っているわけではありません。

これまでの審議で、同じ公立だからおかしいではないか、との質問がありました。
答えは、あそべぇ(全児童対策事業)があるから対応できる、でした。

ですが、障がいをもった子どもが遊びに行く場合には、保護者か準じた人が付いていなくてはなりません。
つまり、仕事を持っている人であれば、利用することはできないのです。
ヘルパーを頼むしても、料金がかかりますしね。

今年の4月1日、「発達障がい者支援法」という法律が施行されます。
この中の第2章、「児童の発達障がいの早期発見および発達障がい者の支援のための施策」のなかで第7条には
「市町村は、保育の実施に当たっては、発達障がい児の健全な発達が他の児童と共に生活することを通じて図られるよう適切な配慮をするものとする」

とあり、さらに、第9条では放課後児童健全育成事業の利用についても言及しています。
「市町村は放課後児童健全育成事業について、発達障がい児の利用の機会を確保するため、適切な配慮をするものである」

とあります。
さて、それでも突っぱねるのでしょうか。

今日の審議で市長は、市は神様ではないから、全てに対応できない、と答弁していました。
全部ではなくても、何人かの障がいを持った子どもを現在でもある学童に入所させることはできるはずです。

この法律について市長は、まだ施行されていない法律。内容はよく知らない、としていますが、法には規定されていないセカンドスクール実施のほうがエライとでもいうのでしょうか。
セカンドスクールの事業費は約1億3300万円。
セカンドスクールが悪いとは思いませんが、障がい児を一人学童クラブへ入所させたとしても、職員を一人追加で配置すればすみます。
職職員であれば、年間約220万円(だったと思います)。
都の補助金が約40万円あるので実質年間180万円で子どもの放課後を保証できるのです。

いったいどこが子育て施策優先の武蔵野市かと思いますね。

次回の審議は5月です

 

ちなみに私は調べた三多摩26市での対応は下記。
 
・学童で障がい児が4年生までOK
 八王子、三鷹、昭島、小金井、小平、清瀬、府中、稲城、あきる野

・6年生までOK
 町田、国分寺、西東京、東大和、武蔵村山
 
 これは14年度のデータなので、小平が6年生までなるとの話しを聞いています。
 学年延長をしているのは26市のうち14市です。

・養護学校から入所ができないのは、
 武蔵野、青梅、昭島、小平、東大和、武蔵村山 の6市のみ。
 23区は全て受け入れ。
 
 養護学校の子どもを受け入れない、
 もしくは、障がい児の学年延長もしていない障がい児に“冷たい”自治体は、東京都内で武蔵野市と青梅だけということになります。
 
 いくら他でやっていないことを目指す市政でも、これでは誉められないと思いますね。